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2×4(ツーバイフォー)工法とは?特徴やメリット・デメリットをご紹介!

公開日:2022/09/15   最終更新日:2022/09/22

2×4(ツーバイフォー)工法とは?

現在、日本の一戸建ての中で木造住宅が占める割合は9割以上と言われています。木造住宅に用いられる工法の一つに2×4工法があり、年々シェアを伸ばしています。2×4工法とはいったいどんな工法なのでしょうか。今回は、2×4工法の仕組みとメリット・デメリットについてご紹介します。

2×4(ツーバイフォー)工法とは

4工法とは、木造住宅をつくるときに用いられ、建築基準法において枠組壁工法と呼ばれる工法です。床と壁を面として建物を支える構造になっています。具体的には、まずサイズが約2インチ×約4インチなどの木材を組んで枠組みをつくります。

これが「2×4(ツーバイフォー)」という名前の由来です。この枠組みに構造用面材を接合してパネルを作成します。柱や梁の代わりに、壁、床、天井をパネルで囲い、壁と床を金具や金物で固定してつくります。

既製サイズの角材に合板をあわせて組み立てていくという単純な工法であるため、高度な技術を必要としません。もともとは、アメリカで熟練の技を持つ職人が少ないという背景から2×4工法が広まったと言われています。

現在、アメリカ、カナダの木造住宅の約9割が2×4工法で、世界各国に普及しています。日本でも、全新設住宅着工に占めるシェアを年々伸ばしています。

日本での代表的な工法として、昔から木造軸組工法があります。在来工法とも呼ばれ、基礎に土台を乗せ、木の柱、梁、筋交いで建物を組んで支えます。

面にならないため、間取りが自由になります。しかし、高度な技術が必要となるため、技術によって仕上がりが変わってくるのが課題です。

2×4(ツーバイフォー)工法のメリット

2×4工法のメリットをご説明します。

耐震性

六面で建物を支えるため、地震の揺れを建物全体でバランスよく受け止め、面で負担を吸収するため揺れにくくなります。地震の多い日本にとって大きなメリットと言えます。

また、2×4工法で建てた建物は省令準耐火構造と認定されることが多く、これに認定されると地震保険料が安くなります。

耐風性

もともと台風の多いアメリカでできた工法であり、外からの力に強いのが特徴です。ハリケーンタイと呼ばれるあおり止めの金物を使用し、壁と屋根がしっかりと連結されています。

耐火性

大きな断面を持つ2×4の木材は、火災時に表面のみが炭化して、内部まで火が届きにくくなっています。

さらに、火の通り道となる壁や床において、枠組材などがファイヤーストップ材の役目を果たし、空気の流れを遮断することで火の燃え広がりを防止します。壁の中に何重も防火戸があるイメージです。

省令準耐火構造と認定されれば、鉄筋コンクリート造と同等の耐火性があると認められることになり火災保険料が安くなります。

省エネルギー性

2×4工法は、気密性と断熱性が高くなります。そのため、冷暖房効果が高く省エネルギーです。光熱費の削減にもなるでしょう。

遮音性

2×4工法は気密性が高いこと、外壁が構造用面材であること、断熱材や石膏ボードなど、多くの素材によってつくられていることから、遮音性が高くなっています。

耐久性

2×4工法では、ほとんどの構造用製材に含水率19%以下JASにもとづく乾燥材が使用されています。また、地盤面に防湿シートを敷き地盤からの水蒸気を遮断しています。

さらに、断熱性が高いため結露もおさえてくれます。これらの湿気、結露の対策をしっかりとすることで家が長持ちします。

小屋裏空間の活用

屋根裏の構造がシンプルになるため、スペースを有効活用することができます。

工期が短い

2×4工法は、工場で組んだパネルを現場で固定していきます。効率よく進められるため、工期が短くなります。工期が短くても、品質は安定しています。

2×4(ツーバイフォー)工法のデメリット

2×4工法のデメリットについてご説明します。

コストがかかる

建築基準法により、構造体に使用できる木材がJASまたはJISの基準をクリアしたものと決まっています。安価な木材に変更することはできないため、構造体のコストは削減できません。

間取りやデザインの自由度が低い

壁で建物を支える構造上、間取りの自由度は低いと言えます。壁を抜いてリビングを広くする、壁をなくして一面大きな窓にするなど、壁を大幅になくすようなつくりは、建物の強度を低下させてしまうためできません。また、外観を曲線のあるデザインにすることはできません。

リノベーションしにくい

あとから間取りを大きく変えるようなリノベーションすることは難しくなります。しかし、初めから、リノベーションを計画しておけば間取りの変更が可能になります。

開口部が大きくとれない

開口部を大きくつくると、壁の強度が下がってしまうため、在来工法よりも自由度が低くなります。

まとめ

家を建てる、それは一生に一度の大きなイベントです。家は家族が安全、安心に過ごせる場所でなくてはなりません。家の構造は目には見えないものですが、重要な要素です。

工法を正しく理解し、メリット・デメリットを考慮したうえで慎重に決めましょう。

2×4工法は、コストの削減は難しいですが、耐震性、耐風性、耐火性、省エネルギー性、遮音性、耐久性に優れており、優良な工法であることがわかります。大切な家族を守る家づくりの方法として、検討してみてはいかがでしょうか。

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