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注文住宅に地下室を設けるメリット・デメリットについて解説!

公開日:2023/02/15   最終更新日:2023/01/23


地下室といえばみなさんはどういった印象を受けますか?「ジメジメしてそう」や「居室を増やすための手段」など、人によって印象がまったく異なってくるでしょう。本記事では、地下室を設けるメリットやデメリットを詳しく解説しています。地下室を設けることで、さまざまな活用方法があるので、ぜひ参考にしてみてください。

注文住宅に地下室を設けるメリット

地下室を設けることでどういったメリットがあるのかまとめました。

容積率の緩和が受けられるため延床面積が広くなる

容積率とは「敷地面積に対して建てられる延床面積(各階の合計面積)の割合」を表しています。たとえば100平方メートルの敷地面積に対して容積率が80%の場合、延床面積は80平方メートル以内におさめないといけません。しかし、地下面積が延床面積の3分の1以内かつ、ある一定条件をクリアしていれば80平方メートル以上の家を建築することが可能です。同じ敷地面積・容積率だったとしても3階建てより、2階建て地下1階の方が広い延床面積で建築できます。

遮音性に優れている

地下室といえば、防音室に向いているイメージがある方も多いのではないでしょうか。遮音性に優れている理由として地下室は、建物構造がRC造(鉄筋コンクリート)でつくられているからです。地下室を設けるからといって建物全体をRC造(鉄筋コンクリート)にしないといけないわけではなく、木造と併用して建築することも可能です。居室用として地下室を設けるのもよいですが、地下室の特徴を活かした部屋の使い方をするのもおすすめです。

耐震性が強い

地下室は地盤に囲まれている造りのため、地震などの災害時に地盤と一体で揺れることで振動が吸収される仕組みです。そのため、地下室を設けることで建物自体の耐震性を上げることができます。また、地下室を建築する前に必ずボーリング調査を行います。ボーリング調査とは、地盤の強度や地層の深さを測る地盤調査方法のひとつです。地下室付住宅は、地下室が深い基礎となり強度が高くなるため耐震性が強く優れた構造になります。

注文住宅に地下室を設けるデメリット

たくさんのメリットがある地下室ですが、デメリットも少なからずあるでしょう。ここでは、デメリットを紹介します。

コストがかかる

地下室を設けるために、地盤の調査をしたり地下を掘ったりするために家を建てる前からコストが通常より高くなります。建てた後も固定資産税がかりますが、その中でも木造よりRC造(鉄筋コンクリート)の方が固定資産税を高く計算されてしまうため長い目で見ても必然的にコストが高額になってしまうでしょう。

結露がしやすくカビくさくなる場合がある

完全に埋まった状態の地下室は、窓がないため換気ができません。換気ができないと湿度が高くなってしまうためカビの原因になってしまいます。地下室は一年を通して気温差が少ないといったメリットもありますが、その反面、夏場になると部屋の中と外の温度差が大きくなるため、結露ができやすくなります。結露によって建物が劣化したり傷ついてしまったりするため、対策をきちんとしておくことが大切になるでしょう。

災害時に浸水しやすい

豪雨などの災害時に下水道から水が建物内に入ったり、トイレや風呂場から水が逆流したりと地下室が浸水する可能性がでてきます。玄関の入り口を道路面より高く設計したり、トイレや風呂場に排水ポンプを設置したりするなどして万全な備えをしましょう。

地下室を造る際にかかる費用

地下室をつくるとなれば一般的な2階建住宅よりコストがかかってきます。10坪の地下室を設計する際の相場をまとめました。地下室にあった地盤かを確かめる調査のボーリング調査費用は、30万円ほどです。

基礎となる土地の強度を高める作業は地盤改良費用で30~300万円、建物に対して、地下室を設けることができるか確認する調査の構造計算費用20~30万円、地下の骨組みが完成するまで、周囲の地盤が崩れないように設置する構造物である山留め費用150~250万円、掘った土を処分する残土処分費用150~230万円、家が浸水しないように防水加工をする防水工事費用が70~90万円となっています。

ほかにも、湿気対策のためにドライエリアをつくるなど各種設備費用がかかってきます。あくまで相場のため、実際に設計するときはハウスメーカーに確認しましょう。

注文住宅に地下室を設ける際に注意するべきポイント

地下室には大きく分けて、光が一切差し込まない完全地下タイプと半地下タイプの2種類があります。それぞれの地下室を設けるときに意識して注意してほしいポイントをまとめました。設計するときに参考にしてみてください。

地盤調査は徹底的に行う

地上1階部分が基盤となる住宅とは違い、地下室付住宅は土を掘って地盤を固めて土台をつくる工程があります。地盤がきちんとされていないと、家が傾いたり地盤が沈下したりするなど事故につながるでしょう。

湿気対策ができる環境をつくる

完全地下室だと、換気ができず湿気がたまりやすくなり建物が劣化してしまう可能性があります。地下室を居室用として考えている方はドライエリア付の半地下タイプにするのがおすすめです。

ドライエリアとは、外壁を囲むように掘り下げて空間を作ることによって地下室に光が差し込むように窓を設置できます。ドライエリアを設けることで十分に換気ができるため湿気対策ができるとともに、ジメジメした印象ではなく明るい印象の地下室になります。

まとめ

地下室のメリット・デメリットを読んで、地下室のイメージが変わった方もいるのではないでしょうか。完全地下室であれば、スポーツや音楽・ワインセラーなどの趣味に特化した部屋をつくることができますよね。半地下タイプであれば書斎にするなど、お気に入りの空間をつくることも可能です。注意点に気をつけて設計すればメリットが多い地下室なので、設計前によく相談をしてより快適な空間をつくりましょう。

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